福岡県みやま市のほほえみクリニック。小児科、新生児内科、アレルギー科、内科、プラセンタ療法、医療用ピアス他。

水イボ（伝染性軟属腫）ははポックスウイルスによる感染症により引き起こされます。

１～５mm(まれに１cm 程度のこともある)程度の常色～白～淡紅色の丘しん、小結節(しこり)です。
表面はつやがあって、一見水ほう（水ぶくれ）にも見えます。
大き目の結節（しこり）では中心が凹になっていることもあります。
多くの場合では、数個～数十個が集まっています。
四肢、体幹等によくみられるが、顔、首、陰部等どこにでも生じます。
手のひらと足の裏にはできないようです。
この感染症は小児でよくみられます。成人では陰茎、外陰、恥骨周辺の皮膚にできるようです。
大半のいぼは6～9カ月で自然に消えますが、2～3年残る可能性もあります。

軽度のかゆみがありますが、かいてつぶれることで、また、かかなくても個々のものは数か月から時に半年もの長期間をかけて自然経過で治癒します。痛みはありません。
伝染性軟属腫は感染性が高く、感染者との直接の身体的接触や感染者が触れたタオルやスポンジなどの物品を介して感染します。伝染性軟属腫は、性的な接触によっても人から人に感染する可能性があります。このウイルスはプールの水では感染しませんが、タオル、浮き輪、ビート板等を介して感染する場合があります。

診断は一般的に、いぼの外観に基づいて下されます。

専用のピンセットでの摘除法(痛みと出血があるため、局所麻酔薬テープを事前に貼ることがある)、外用療法、内服療法、冷凍凝固療法等があります。
皮膚の清潔を保ち、保湿剤等でバリア機能を改善するようにする。
皮膚のバリア機能が未熟な乳幼児、アトピー性皮膚炎の患者さん等では、水いぼ(伝染性軟属腫)を引っかいた手で別の箇所をさわることで、感染が拡大し、広い範囲に水いぼ(伝染性軟属腫)が生じる場合があります。

当院では専用のピンセットで摘除することもありますが、痛みを伴いますので
現在は銀配合のクリームを使用しております。
しかしまだ保険適応になっておりませんので自費となります。(1本15g 2000円）